我々の口コミでは、隠れた名工として特に一品誂え物では 大変お世話になっております。
良い炭素鋼に見られる 下ろし初めにポコンと欠けることが多々ありますが、以後すこぶる安定し、切れ味の肩の軽さゆえに やや鈍角に研いで、口切りと差のみ併用型として使うことの出来る 言わば ”下がり輪付き強撃可能差鑿”と評価されるような脅威の性能を誇る鑿を世に送り出し、白紙炭素鋼の他に、珍しい昭和の古い時代の
度数1.2%を超えるサンドビックもこなします。
改良胴突きと称する物は、右利き・左利き両方使えます。例えば、垂木と全く同じ大きさの穴を桁に掘り込むときには、右利き・左利き両方の白書きが有ったら便利だということにお気ずきになるかと思います。
同時に胴突き修正にも使えますが例の動画後日挙げます。お待ち下さい。
播州鍛冶には 古くから木目や墨流しの地金の技法がございましたが、最近では多くの鍛冶屋さんがこなしております。
尚、この墨流しの材には、福井県武生製鋼 の材を用いており、練って折り返して模様をなすのですが・・・ 砥石への食いつきが、思いのほかよろしく、非常に下ろしやすいのです。
セオリーに反し、理由すら分かりません。柴野さんも「全く分からんわ!」とおっしゃっておりました。
木目は、地金が錬鉄 釜地 錨鉄 と呼ばれる融点かつかつで精錬された不純物と 気泡が多く混在した鉄
を地金として、更にある処理を加えて 木目を出します。また気泡がドレッサーの役割も担い、非常に研ぎやすいです。勿論炭素度数が低く とっても柔らかです。
この地金から作られ且つ ある処理を施されたものが 『木目地』 と呼ばれてます。
墨流しは、中世より西洋にもあった技法で、鉄とニッケル鋼板を積層させ ダマスカス(Damascus)と呼ばれ、耐食性が格段に向上します。
現在の普通刃物に用います墨流し地金は、炭素度数にむらを持たせて 作ってあります。
光って浮き出たところが 炭素度数が少し上がってますので、多少下ろすのに苦労します。
就労用として多く出回っていないのは こういった理由もあります。
青紙をつけていますので更に研ぎずらいかな?と感じるかもしれませんが、永切れと切れ味はおいしいです。