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天然砥石に関して最近特に思うのですが、産地によって石の素性の傾向は確かにございますが、それですべてが決まるわけではありません。
併せて、天然砥石に関して疑わしき産地名を謳うものも多いともよく聞く話です。
砥石が成っている鉱脈と坑道が、天然砥石の山の尾根や谷に対して・・・
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平行
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直交
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上がり・下り
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断層と露頭
等色々な環境が重なってきて天然砥石の素性も変わります。
1は山の土砂の圧力や気密環境が近似していると考えることが出来ますので同じ石が取れやすくなると予想できます。
尾根に対し南北300m以上伸びている中山の上から二本の桜と大幕の間府が良き例です。
2は尾根の真下に向かうというこですので、奥に向かうほど硬く締まった石が出てまいります。
大平が良き例です。奥のほうからは中山の黄板に似たものもあったり敷き巣板の強烈な硬さも楽しめます。
3は奥殿、白砥、中山泉間府(水間府)が良き例です。下って下ってカチカチの浅黄が出てきます。
4はたとえば本来なら浅黄であるところに、色々な色物が現れることがあって、簡単にいうなれば風が入るといわれるもので山にヒビが入って、水と空気に触れ 一般的に黒→浅黄→緑→黄色→赤 へと色づきながら軟質になっていきます。
ヒビがは入っちゃうということは、狩猟の際などのついでに砥石の発見も容易であり、鳴滝と菖蒲がもっとも古くから知られているのも納得できるかと思います。
煙硝は圧力のかかったところでよくよく気密性を保たれたところで現れ、大どれするところにしばしば現れます。コノドントと呼ばれる小さな生き物の化石が折り重なり天然砥石が出来たと聞きますので、蛋白の組成中の元素である窒素・燐・硫黄もそのまま残留しているため、面白い香りがします。裁断して水に触れるとその断面から塩が結晶となって析出したり深海魚を水揚げしたときのように内部から膨れ上がったりすることもあります。しかしこれは、土中に埋めて長年放置すると内圧や塩を開放できるのではないかと聞きますが、これは未確認。
以上、天然砥石を知る上で、人と同じく生まれにこだわることはあまり懸命でないと私は、考えます。
天然砥石の産地自体への疑念も払拭は難しく、天然砥石も人間と同じくしてお山から砥石としてお迎えするまでに生まれ育った環境も非常に重要であるということは先に述べたとおりです。
そのような経緯で今後はここに天然仕上げ砥石を挙げさせていただきます。
よろしくお願いします。
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